劇評イベント―KUNIO15『グリークス』のなかの女性たち(と男性たち)
12.10 申し込みを締め切りました。
12.05 会場を変更して、席数を増やしましたので申し込みを再開します。
12.01. 開催場所決定しました。
参加者限定特典について情報を追加しました。
「演劇作品における登場人物や俳優たちの位置について、ジェンダーやセクシュアリティの視点から考えていくこと」「女性の観客/批評家を増やしていくこと」を目標に活動しているアジア女性舞台芸術会議の批評の会では、このたび、10本のギリシャ悲劇を一挙上演する大作KUNIO『グリークス』を対象に、ジェンダー・セクシュアリティの視点から劇評を書き、意見交換をする話し合うイベントを行います。
『グリークス』について皆さんが書いた劇評を、批評の会のメンバーや一般の参加者と読みあい、それぞれの劇評について話し合いながら、演劇とジェンダーについての理解や考えを深めていければと思っています。(聴講のみも可能)
KUNIO『グリークス』、そしてギリシャ悲劇を動かす大きな軸に、女性たちの存在があります。『グリークス』では、全員女性たちからなるコロスや、美しさを競い合う神々、戦争に翻弄される妻たち、母たち、奴隷女たちがさまざまなドラマを織り上げています。『グリークス』原作者のケネス・カヴァンダーも、演出の杉原邦生さんも、女性の視点を意識した作品づくりを明言していることからも、ジェンダーというテーマは、この作品、ひいてはギリシャ悲劇を考える大きなポイントになると思います。
KUNIO『グリークス』はギリシャ悲劇の知識がまったくなくとも楽しめる作品になっていますので、堅苦しく考えず、この大作を観た興奮を語り合いたい方、言語化してみたい方、女性の描かれ方に感動した方、モヤモヤした方、どなたでも気軽にご参加下さい。ジェンダーについて関心のある方、劇評について学びたい方、さまざまな方からのご参加をお待ちしています。
参加者限定に、当日の資料として今回の上演台本をお渡しいたします。(禁転出、転載、SNSなどでの公開はご遠慮下さい。戯曲は絶版なので読みたい方はぜひ)
講評会参加メンバー | |
小澤英実 | KUNIO『グリークス』の戯曲翻訳を担当。雑誌『舞台芸術』(角川学芸出版)にて演劇時評を担当するなど劇評も多く執筆。東京学芸大学准教授。 |
鈴木みのり | 1982年高知県生まれ。ジェンダーやセクシュアリティや生活やファッションについて考えながら、書評、映画評、エッセイを執筆。『i-D Japan』『wezzy』『週刊金曜日』(2017年書評委員)『新潮』『すばる』 『文藝』『ユリイカ』ほかに寄稿 |
前田愛実 | 亜女会メンバー、劇評ライター、ダンス企画おやつテーブル主宰、ドラマトゥルグ、アートコーディネーター。 |
山﨑健太 | 1983年生まれ。演劇研究・批評。演劇批評誌『紙背』編集長。劇評マガジンnoteachメンバー。Webマガジン「artscape」で短評連載中。他に『SFマガジン』(早川書房)で「現代日本演劇のSF的諸相」連載(2014.2〜2017.2)など。 |
また、羊屋白玉ほかアジア女性舞台芸術会議のメンバーが参加します。(…and more!)
日時 | 12月11 日(水)19時~21時 |
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会場 | Cafe Miyama 公園通り店 〒1500042 東京都渋谷区宇田川町19-5 東京山手教会B1F |
参加費 | 1,000円+ワンドリンク(劇評を書かず聴講のみの方も同様です) |
申し込み方法 | (2)フォーム送信後、KUNIO『グリークス』(11月21日~30日 神奈川芸術劇場)を各自で観劇のうえ、劇評(2000字以上)Wordの添付ファイルにし、info[アットマーク]awpacollective.org 宛てに、12月7日までにご送付ください。 |
主催・問合せ | アジア女性舞台芸術会議実行委員会 |
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